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■sacai×Nike BLAZER MID sacai (サカイ×ナイキ ブレーザー)

NIKE

概要

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのsacai。日本国内のみならず、その人気は海外でもとどまることを知らない。2015年に始まったNikeとのコラボレーションの4モデル目となる。

2015年には、往年の名作であるAIR MAX90、DUNK HIの2モデルを、モード感とストリート感を絶妙に折衷したスリッポン仕様にアップデート。ビビッドかつ清潔感のあるカラーリングと、DUNK HIはこのカラーリングに加えカレッジカラーを採用したモデルも登場し人気を博した。

4年のブランクを経た2019年、待望の新作がリリース。モデルはLDワッフルとブレーザーMID。

LDワッフルは、1979年発売のオールドランニングモデルであるLDVをベースに、シュータン、スウッシュ、ミッドソール、シューレース、補強パーツなどを全てダブルにしレイヤードとして表現している。さまざまなモチーフをコラージュしたコレクションの雰囲気をそのままシューズにも落とし込んでいる。カラーリングはモード感のあるモノトーン系と、LDVのオリジナルカラーに近いもので展開。

ブレーザーMIDは、1972年発売のナイキ初のレザー製バッシュ。こちらも同様に、補強テープなども含めて全てダブルパーツになったこだわりのディテール。

2015年のモデルは、アパレル展開との整合性もあり比較的ベースに手を加えておらず、シューレースからスリッポンへの変換だけでミニマル感を演出する手法だった。2019ssはアパレル展開がなく、コレクションとの統一感からかレイヤードによりデコラティブな表現に移行している。2019fwでアパレルが発表されたが、シューズに合わせたレイヤードやパッチワークを全面に押し出したデザインとなっている。

発売まで

2019ssコレクションにて発表、シーンを騒がせた。コレクションでは、シューレース部にジッパーやファーをあしらったモノトーンカラーなどアレンジモデルを使用した。第1弾ではファーアクセサリーは販売されなかったが、第2弾のLD waffleリリースと同時に sacai青山と sacai onlineで展開された。海外ポップアップでの限定発売ののち、世界同時リリースとなった。navyとyellowの2色が先行して発売。国内では、sacai青山のほかdover street market ginza、Nike LAB ma5、snkrsで販売、抽選販売か入店抽選となり即完売。

この後、2019FWにてモノトーン系のグレーとブラックの2色(ワッフルは3色)の販売予定。ワッフルは9/12、ブレザーは10/8予定。

また、2019年末にはSNKRSからのプレゼントと称して限定アクセスが配信された。ワッフルとブレーザーの2型の歴代カラーがランダムに配信されたようだ。初日は26cm以下、2日目は全サイズで展開された。結構な量が供給されたようで、それ以降街でみかける数がかなり増えたように思う。

発売日

第一弾 2019年5月30日

第二弾 2019年10月8日

【追記】2019年12月4日、5日 限定アクセス

購入方法

■第1弾

dsmg 落選

Nike LAB ma5 落選

snkrs 当選◎yellow 落選navy

■第2弾

dsmg 落選

Nike LAB ma5 落選

sacai青山入店 落選

(発売待ち)

価格

¥16,200

箱のデザインと梱包

ドローボックス式を採用している。カラーはオレンジ。中の包装紙はsacaiとNikeのロゴ入り。シューレースの別色が同梱。

本体のデザイン

レイヤードを採用しているせいか、オリジナルのブレザーよりも少しだけポッテリした印象。コレクションではシューレースを緩めて履くスタイルが提案されている。

ブレザーとダンクを組み合わせたデザイン、という情報が事前に流れていたが、最終的にはBLAZERの名称でリリース。 実際にどの部分がブレザーでどの部分がダンクなのか気になったので分析してみたのが下記の画像。全体はブレザーがベースになっているものの、補強ステッチの位置やスウッシュの角度を変更するなど、かなり細かくディテールの調整をかけているのがわかる。

ブレザーとダンクの特徴を巧みにハイブリッドしている

ディテール

sacaiとNikeの重なったオリジナルロゴが採用されている。商品タグをみると、天然皮革と人工皮革の記載がある。ソールの補強テープは、かかとの部分で厚めに重ねられている。シュータン部は、表側は2枚が違うデザインになっており、裏側にもロゴがある。

履き心地とサイズ感

サイズ感はナイキの通常通りで問題なし。バッシュのため、クッショニングも良好だが、ヒモを緩めて長時間履いているとやはり足裏が痛くなる。とはいえヒモを締めると、シューレースがダブルなことに加えハイカットのため、脱ぎ履きがとにかく面倒。

ちなみにLD waffleと違いシューレースがポリエステル製のため弱冠すべりがよい。LD waffleはローカットなのにシューレースのすべりが悪く、これまた脱ぎ履きはなかなか面倒。ファッションには我慢が必須である。

重量

約500グラム

その後の入手方法と価格相場

2019年6月現在、monokabuやStock Xにて取り扱いあり。LDワッフルに比べ足数が多かったとの情報もあり、さほど高額なプレミア価格はついていない。navyのほうがやや人気高く、取引価格も高い。

※2019/10/4追記 第2弾の発売を前に相場が急上昇。6月には3.2万円ほどだったがここへきて5万円台をつけている。ただ、発売後には、もとから黒白狙いだった人が両方を手に入れたことで、季節柄もあってカラフルな第1弾を手放しにかかり価格が落ちてくる可能性もある。他方、両方買えなかったことで、比較的割安になると思われる第1弾を狙う人の需要もあるだろう。従って第2弾発売後は相場がかなり上下すると推察される。第1弾をこれから入手検討されている方はタイミングを慎重に検討されたい。

参考までに第2弾のLD waffleの時の価格推移を記しておくと、初日に3店舗で入手した日から、snkrs などのオンライン入手品が届く日までは値段が落ちなかった。やがてオンラインの製品が届き始めると転売の足数が増え5千円〜1万円ほど相場が下がった。

関連モデル

sacai×Nike AIR MAX90

sacai×Nike DUNK HI LUX

sacai×Nike LD waffle(リンク)

BLAZER MID

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