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■sacai×Nike×JEAN PAUL GAULTIER VAPOR WAFFLE(サカイ×ナイキ×ジャンポール・ゴルチエ ヴェイパーワッフル)BLACK/BLACK-WHITE ブラックブラックホワイト

NIKE

概要

大人気となっているNIKE×sacaiのコラボシリーズ。最近では、ブレーザーのローとKAWSのトリプルコラボが話題となったが、こちらは発売前の話題性は十分だったものの発売後の人気は比較的落ち着いていて、sacaiのオンラインでも追加販売が。一方こちらは、いずれのカラーも大人気で、いまだ二次流通価格も高値を維持しているVaporwaffle。アンダーカバーやCLOTとのトリプルネームを連発したLDワッフルに続き、Vaporwaffleでもトリプルコラボモデルの登場となった。お相手は、アバンギャルドなデザインで90年代後半から2000年ごろまで一世を風靡したジャンポールゴルチエ。これまでローカットで発売されてきたモデルをハイカットにアレンジ、アッパーを大胆に編み込みでジョイントしたような独特のデザインで、Vaporwaffleのイメージを一新。ゴルチエらしい、ブラック主体のモノトーンと、対照的なマルチカラーの二色が登場した。マルチカラーは、直近のVaporwaffleのリリースカラーであるセサミ(記事リンク)のパーツを使っていることもあり、こちらも春先には人気となりそう。

対照的なカラーリングの2モデルで登場

発売まで

通常のモデルに比べ、販売方法や順序が非常にトリッキーな状態となっている。販売前にいちはやくリークが流れたのは通常通りだったが、まず海外のジャンポールゴルチエのHPでプレオーダーが突如始まった。海外でも発送対応可だったため、この段階で購入に成功した人もちらほら。

Vaporwaffle自体は、この後ブラックとホワイトのリリース(記事リンク)が控えているため、同じくモノトーンのスタイルである今作(しかも定価高い…)とのバランスを意識した人も多かったのではないだろうか。

発売日

海外プレオーダー:2021年7月

sacai オンライン:2022年2月21日

SNKRS:発売未定

購入方法

海外プレオーダーは深夜だったためエントリーせず

sacai オンライン:×
→奥様が奥様サイズ当選。

販売価格

30,800円 ⇐た、高い…

箱デザイン

通常のNIKE×sacaiと同じ、オレンジの箱で側面に筆記体NIKEロゴのドローボックス形式。包装紙もNIKEとsacaiのロゴのみで、ジャンポールゴルチエのアレンジは特になし。自分のサイズではなかったので比較できなかったが、メンズサイズだと通常の箱のサイズでは厳しそうなのでひょっとすると一回り大きいものだったかも?という印象。
モデル名は「LDVAPORWAFFLE MIX」…ん?LD?この謎はディテール編で。

本体デザイン

最大の特徴は、やはり初のハイカットデザインと、つま先とアンクル部の縫い合わせたようなデザイン。もともとローカットでもかなりボリューミーな部類のデザインだったが、ハイカットにすることによってブーツライクな重厚感に仕上がっている。

縫ったデザインも、編み込みブーツを彷彿とさせなくもない。サカイでの発売は、ちょうど冬物の出番が終わる頃になってしまったが、ローカットの半分はメッシュモデルということもあり、冬用としては重宝しそう。

ディテール

やはりぱっと見はVaporwaffle(記事リンク)なのだが、縫い込んであるアンクル部から上は、どこかで見たような…もしやブレーザー(記事リンク)の部品をパッチしている?と気づいたところで箱のモデル名、「LDVAPORWAFFLE MIX」が思い出された。「MIX」はこのブレーザーのディテールのことだろう。シューレースホールも、ローカットのときは一枚の部品で作られているが、今回の上5段分はブレーザーの部品と同一のディテール。ライニングの上端や、ヒールのループも全てブレーザーのディテールとなっている。ブレーザーのディテール自体も凝っているので解説はこちらを参照されたし。

全てのモデルのディテールをMIX

つま先は、ローカットの部品を縫っているだけに見える。ローカットのスウッシュは、片方はペイント仕様だが、ここでは両方レザーパーツ。…なんかVaporwaffleと違う。ということで、これこそ「LD」か?とLDワッフルのディテールを見比べてみると、ドンピシャである。つま先の縫われた先や、ヒール部のダブルパーツ、ダブルスウッシュはどうやらLDワッフルのものを流用している模様(LDワッフルのディテール解説はこちら)。このあたりは他のサイトではほとんど解説されていないので、この凝りようについて知っておくと3万越えの定価にも納得感が出る(…はず)。


インソールとシュータンにはゴルチエのデザインがあしらわれている。ゴルチエはボーダーが人気でもあったが、インソールにはそれを思い出させるボーダーデザインがあしらわれている。

サイズ感と履き心地

縫い込みの部分がどうしても分厚くなり、キツイ印象のよう。通常のNIKEサイズよりさらにハーフアップかワンサイズアップが無難。ただしこの周りはレザーなので、多少は履いているうちに馴染むと思われる。ハイカットかつシューレースもダブルなのでいちいち紐を緩めるのも大変で、シューレースは一段二段外して履く人が多そうだ。

今後の入手方法と相場

やはりブラックの方が人気だが、これから春を迎える季節柄もあってマルチも人気は高い。
2022年3月現在、ブラックは約4万円で推移。定価が高いことを考えると割安感ありか。
・スニーカーダンクで探す
・StockXで探す

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