概要
1990年代に巻き起こった裏原ブームの中心にいた藤原ヒロシ氏。デザインディレクター、DJなど様々な肩書を持ち、かつて爆発的な人気を誇ったブランド・GOOD ENOUGHを手掛けていた人物でもある。現在のNIKELAB MA5の前テナントであるPOOLや、銀座のTHE CONVINI及びその前身であるPARKINGなどのプロデューサーでもある。現在に至るまでファッションシーン、スニーカーシーンにおいてその影響力はいまだ絶大であり、今年はMONCLERからもフィーチャーされたラインがリリースされている。
スニーカーシーンにおいては、2000年頃からNIKEと強い関係性を築いており、サイズミックなどのアルファプロジェクトのモノトーンパックや、ダンクハイなどのオルカパックを手掛けてきた。中でも、NIKEの伝説的デザイナー・ティンカーハットフィールドと当時のCEOであるマークパーカーと3人で立ち上げたHTMは、当時ほとんど展開されていなかった高級感のある素材感をエアフォースワンに落とし込んだり、実験的なプロダクトであるエアウーブンを展開するなど話題に事欠かないプロジェクトであった。
GOOD ENOUGHののちに立ち上げられたFRAGMENT DESIGNであるが、JORDANのコラボレーションとしては、2014年のAJ1 ROYALをアレンジしたモデルが有名である。続くコラボレーションモデルに選ばれたAJ3だが、こちらはトレードマークのセメント柄を排して、オルカパックを彷彿とさせるモノトーンにまとめ上げた。今回は同時にアパレルも展開された。
本命であるAJ3は抽選販売となったが、安定の落選。グレーの半袖Tシャツ(XL)のみGOTE’Mできたので、今回はそちらをレビュー。
発売まで
AJ3は早々にリークが流れたが、アパレルについては直前の発表となった。
ATMOSのONLINE抽選、NIKELAB MA5の店舗、SNKRS、THE CONVINIでの発売となったが、MA5は入店当選者の初日午前でほとんどが完売するなど、数量が少なかったとの情報が多い。
SNKRSではAJ3のみ抽選で、アパレルは通常の先着抽選スタイルであった。
型としては、半袖Tシャツ3色、長袖Tシャツ2色、フーディー2型、スウェット2色、パンツ2型のラインナップで、全て即完売であった。
価格
グレー ショートスリーブ Tシャツ
¥6,050
発売日
2020年9月17日
販売方法
SNKRS ⇒〇
NIKELAB MA5
ATMOS ONLINE
THE CONVINI
デザイン
フロントは、AIR JORDANのロゴと裾のタグのみの非常にシンプルなデザイン。バックは、対照的にほぼ全面を覆うジャンプマンロゴが目を引く大胆なデザインとなっている。加えて、ジャンプマンの足より下部は青一色でプリントされている。AJ3はモノトーンだったが、この後展開予定のAJ35や、他のアパレルでも青がキーカラーとなっており、AJ1 ROYALのカラーウェイを意識しているのかもしれない。
ディテール
襟ぐりに、ジャンプマンとFRAGMENT DESIGNのロゴであるサンダーボルトのマークが施されたラインテープがセットされている。
裾のタグにも両ブランドのロゴマークと「TEAM fragmendesign」の文字。このタグもジャンプマンの足下は青に切り替えられている。
タグの右端だけギザギザのステッチがアクセントでつけられている。
バックは、ジャンプマンの足元にさりげなくロゴがプリントされている。
サイズ感
JPサイズのため、身長180センチに対しXLサイズでややゆったりとしたサイズ感。形としては、通常のNIKEのTシャツよりも幅広で、トレンドを踏まえたややルーズなシルエットとなっている。ただしNIKEの分類上はSTANDARD FIT。
素材も、通常より重厚感のある厚手の生地で、ガシガシ洗濯できそう(ただプリントは心配…)
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