概要
バックトゥザフューチャーに登場する有名なシューズ・AIR MAGにも通じるデザインで2016年にリリースされたSWOOSH HUNTER。アッパーにはSWOOSHも含め装飾がほとんどなく、アンクル部に配置された太幅のストラップに施されたSWOOSHのみが主張する、ブーツライクでシンプルながらも近未来感の漂うデザインとなっている。名前にAIRが付かないのも独特である。
甲の中央にあるゴムとアンクルストラップでホールドを調整する機構になっている。ソールは、2016年当時主流パターンの一つであったFREEソールに近いシステムを使っており、ソールの切れ目によって屈曲性を高めている。
当時はNIKELAB ma5もSNKRSもなかったため、NIKEストアオンラインで白と黒が発売され、このバケッタタンのカラーはDSMGで発売された。価格は定価30,240円と珍しく高価な設定となっている。近年で3万円越えといえば、Fear Of God1やAdaptシリーズ、ヴェイパーフライシリーズくらいだろうか。
購入方法
2020年3月 吉祥寺SKITにて13,200円(新品)で購入。
ずっとGOATで入札をしていたが応札がなく、たまたまネットでSKITの在庫を発見したため店舗で試着のうえ購入。
販売方法
DSMG
発売日
2016年2月29日
定価
¥30,240
箱のデザイン
ベースはシルバーで、光の反射で7色に輝く、スペシャル仕様となっている。サイズ表記のステッカーも同仕様。ブーツ仕様で大きいためボックスも一回り大きな作りとなっている。蓋は本体と切り離されている。
本体のデザイン
ミニマルでブーツライクなシルエットでかつ高級感もあるため、モードな雰囲気から、ラフなスタイルの足元のハズしまで、意外に応用の効く一足である。
AIR MAGを彷彿とさせる高めのハイカットのシルエット。無駄を排除したデザインに、アクセントとなる極太のアンクルストラップ、そして肉厚で背の高い特徴的なシュータンを配したアッパーデザインとなっている。シューレースの代わりに甲のゴムで調整するようになっており、この見た目もAIR MAGを意識したデザインとなっている。
素材感は、全体にレザー調の質感で統一され、カラーもソール以外は淡色で染め上げている。このカラーブロックは白、黒のモデルも同じ。なお黒タグには合皮と天然皮革が併記されているが、具体的な使い分けは不明。アッパー部分の大半は、下地にメッシュのような格子形状が見え、メッシュに合皮を接着しているのではと推測される。
SWOOSH HUNTERというネーミングとは裏腹に、ほとんどSWOOSHが配置されておらず、アンクルストラップとシュータン、ヒール部分に同色で控えめにあしらわれている程度。
ディテール
全体に同色でまとめられているが、踵廻りなど、細かく分かれたパーツごとに素材を変えている。
甲のストラップはゴム製だが、アクセントのプラパーツが接着されている。アンクルストラップの内側にさりげなくJUST DO ITのロゴが入っていたり、アンクル部のパンチングホールからオレンジの生地を透かすなど、凝ったディテールが満載である。
独特なシュータンは、ボリュームたっぷりでレザーの質感とあいまって重厚な作りとなっている。内側は細かいパンチング仕様、NIKEロゴがさりげなくあしらわれている。
前足部がFREEソールになっているが、ヒール部はオレンジのユニットが透けて見えている。モデル名称にAIRがついていないので、これがAIRユニットなのかは不明。
履き心地とサイズ感
レザーでベンチレーションが皆無のため、冬場はかなり暖かく重宝するが、夏場はかなり蒸れる。天然皮革がどこの部分かわからないので、雨の日は怖くて履いていないが、雨にも強いのだろうか…
SKITでたまたま見つけたモデルは、NIKEマイサイズの+0.5cmだったが、さほど大きすぎる感じはなかった。アッパーのゴムで調整がメインになるため、やや不安だったが、シュータンが肉厚なこともあり、それなりにフィット感があり歩行に問題ないレベル。クッショニングは良好で、FREEソールのため屈曲性も高く、ブーツを履いているよりもかなり快適な歩行感である。
ただし、アンクル部もファブリックでなくレザー質のため、ハイソックスでないと踝まわりに靴擦れが起きそうな感触があったため、靴下選びには注意が必要である。
その後の入手方法と価格相場
発売当初から時間が経っていることもあり、新品でも定価の半額以下が相場。MONOKABUでは取り扱いがなく、GOATやStock Xではサイズによりばらつきがあるが、最も安いサイズでは約1万円くらいから購入可能な状態となっている。送料や関税を含めるとおよそ1.5万円弱からとなる。
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