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■過去ログ AIR KOMYUTER ESS

NIKE

概要

2014年にヒュー・エロルソンをデザイナーに据え突如復活したacg(all conditioning gear)。1990年代のアウトドアユースから、アーバンユースに主戦場を移すコンセプトのもとACG.07.KMTR (販売価格は¥23,760)が合計4色展開された。

リップストップナイロンに耐水加工が施されたアッパーを全面に採用し、軽量かつ耐久性と防水性に優れたコンセプト通りのシューズに仕上げた。フィッティングも独自のシステムを採用し、ヒール部のドローコードとマグネット内蔵のバンドでホールドする。

その後、AIR KOMYUTER PRMとしてNIKE LABから(\17,280)、そのほかの店舗ではSEのラインが発売された。 (¥16,200)

AIR KOMYUTER ESSはさらにその廉価版としてインラインで販売され(\12,800)、90年代のacgモデルのカラーを採用した海外限定カラーも展開された。4つのグレードと海外展開カラーを加えるとかなりの数のモデルが存在する。

多彩なカラーリング展開も魅力

購入方法

2019年8月 御殿場プレミアムアウトレットにて¥7,000で購入

販売方法

Billy’s entなど

発売日

2018年ホリデー

定価

¥12,780

本体のデザイン

ダックブーツをミッドカットにしたようなシルエットに、ナイロンの光沢感やドローコードとゴムバンドといった特殊なディテールで洗練された都会的な印象に仕上げている。特に近年、アウトドアブランドによるミニマルなアーバンユースラインが隆盛を極めており、それらのコーディネートとも相性の良いデザインとなっている。

KOMYUTER自体のカラーリングは、ワントーン系、ソールだけ色の違いツートーン系、acgらしいアクセントカラー使い系の3系統ある。このモデルは、ダークグレーに近いオリーブカラーに、ネオンオレンジをアクセントとした配色でまとめている。

ディテール

もっとも特徴的なディテールであるフィッティングは、まずヒール部のドローコードを締める手順となっている。ヒールのドローコード自体はエアモックなどでも採用されたディテールだが、このモデルではシュータンまでドローコードが繋がっており、一度インソール近くを経由することで、ドローコードを引くとシュータンが折りたたまれながら足にフィットする独特の機構となっている。

ドローコードはシュータンまで繋がっており、引っ張るとシュータンが折りたたまれて足にフィットする

ドローコードのトグルはヒールパーツに固定されており、外れたり落ちたりしないように工夫されている。またドローコードの端部はスナップボタンとなっていて、こちらも本体に固定する。

ドローコードのトグルはヒールのプラパーツに固定できるようになっている。余ったドローコードはスナップボタンで固定する
ドローコードによるフィッティングといえばAIR MOC(オリジナルは1994年発売)

防水性のためにシュータンはアッパーとひとつながりになっていて、足を入れやすいようにかなり大きく拡げることができる。履くときには余ったシュータン記事は折りたたまれるが、薄手のナイロンの利点を活かした好ディテールになっている。

シュータンの根元には補強のためか、防水テープが施されており、頂部にはNIKE AIRのタグがつく。

シュータンは本体と切れ目なく繋がっており、履くときには折りたたまれている。

KMTRとkomyuter SEではゴムバンド部の脱着がマグネット付きのスライド式となっているが、ESSではバッグなどでよく使われるバックル方式となっている。

バックルのディテール。左はKMTR,KOMYUTER SE,PRMのマグネット式。右はESS。

また、07.KMTRではシュータン脇とヒール周りにacgのロゴがプリントされているが、KOMYUTER SE、PRM、ESSには存在しない。

KMTRはACGのロゴが入る。

履き心地とサイズ感

アッパーの生地が薄いため、通常のNIKEのサイズよりハーフサイズダウンくらいがちょうど良い。

軽いため歩行感はかなり良いが、アンクル部がナイロン補強になっているため、長めの靴下を履いていないと靴擦れが起きるので注意。

雨の日に着用してみたが、ナイロンが水をはじいているようには見えなく、ESSは撥水加工はされていないのかもしれない。雨の中を長時間あるいていると水が染みてきた。

関連モデル

ACG.07.KMTR

AIR KOMYUTER PRM

AIR KOMYUTER SE

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