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■AIR JORDAN1 ZOOM CRATER ( エアジョーダン1 ズーム クレーター)

Jordan

概要

2020年NIKEの新しいサステナビリティへの取組として展開されている、リサイクルポリエステルを用いたコレクション。SPACE HIPPIEと銘打たれたこのシリーズは、01から04とナンバーでモデル名を表す斬新なスタイルもあって人気を博しており、このマテリアルはヴェイパーマックスなどにも採用され、ますます広がりを見せている。今作は、その素材をAJ1に落とし込んだ意欲的なモデル。

SPACE HIPPIEシリーズ

レザーの印象が強いAJ1に、リサイクルポリエステルで新しい表情を与えている。敢えて若干けば立った風貌に仕立てて、ウールのような質感に見せており、秋冬に活躍しそうなデザイン。

AJ1といえばツートーン、スリートーンでレザーが人気モデルとなりやすい条件のため、ノンレザーでワントーンである今作は、事前の予想通り比較的入手しやすいモデルとなっている。

発売まで

6月頃にリークが流れ、9月に発売となった。ZOOM AIRを搭載したAJ1としては、2019年に発売されたFEARLESSシリーズをはじめ、4足目となるが、国内で発売されたのは2足目である。

発売日

2020年9月11日

発売店舗

販売はATMOSとSNKRSのみという珍しい組合せ

SNKRS
ATMOS

購入方法

すっかり失念していて、SNKRSで9:02にエントリーしたが、思いがけずGOT’EM。

価格

20,900円

箱のデザインと梱包

通常のAJ1は黒の箱に赤のNIKEロゴが入っているが、このモデルはSPACE HIPPIEと同じく段ボールの生地を活かした、オリジナルデザインの箱を採用している。中の包装紙は通常の無地のもの。鮮やかなピンクオレンジのシューレースが付属。

本体のデザイン

全体をリサイクルマテリアルで構成しているため、通常のAJ1とは大分印象が違い、温かみのあるデザイン。ワントーンカラーのためシックな印象も併せ持っている。スウッシュと、ウイングマークの入るパーツのみ合成スエードになっており、ワントーンの中に静かな主張を感じさせる。ヒールには唯一ピンクのステッチでアクセントをきかせている。

アンクル部は高めに設定されており、クラシックなAJ1のシルエットに比較的近い。ディテールはかなり細かくアレンジされているので後述する。

ディテール

スウッシュ周りやヒールパーツなど、随所にステッチを強調してアクセントにしている。また、トゥパーツの端部も生地の厚みを見せたり、アンクルやシュータンを切りっ放しとしてフォームを見せるなど、ラフな仕上がり感。

シュータンのロゴは「ZOOM AIR」に、またスウッシュ上部に小さく「ZOOM」のタグが付属する。AJ1では耐久性の問題で議論になるウイングマークは、型押し(というかプリントか)のほうを採用している。インソールは「ZOOM」。

アウトソールはクリアソールだが、内部のカラフルな再生プラスチックの破片が、モノトーンデザインに彩りを与えている。ミッドソールにもスペックルのような形で再生材が混入されている。

履き心地とサイズ感

通常のAJ1もそれなりにタイトできつめであるが、今回はそれよりもさらに締め付け感が強い。生地が硬いのと、AJ1のシルエットを保ちつつZOOM AIRが搭載されているのが原因と思われる。通常のNIKEサイズよりハーフサイズアップないしはワンサイズアップでも差し支えない。

ZOOM AIRにより、当然クッショニングは良好。

その後の入手方法と価格相場

モノカブ、StockXなどで購入可能。冒頭で書いた通り、AJ1の中ではかなり入手しやすい部類で、国内リセールサイトでは定価割れも起きている。またSNKRSでもゴールデンサイズ含め大量リストックがあった。ただ、人気はないが、流通店舗が少なかったこともあり、ある時突然入手できなくなる可能性もあるので、気になる人はいったん手に入れておいたほうがいいのではないだろうか。

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