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■ACRONYM®×NIKE AIR PRESTO MID UTILITY(アクロニウム×ナイキ エアプレスト ミッド ユーティリティ)

ACRONYM®

概要

アウトドアブランド、ミリタリー服も顔負けのタフなユーティリティディテールをもつラグジュアリーブランドACRONYM。デザイナーであるヒューエロルソンは、2014-2018の間、復活したACGのデザイナーも務めており、その間にはアーバンユースをコンセプトとした衝撃的なコレクションを展開してきた。NIKE LAB ACGとしてもKMTRなどの前衛的なシューズをリリースしているが、ACRONYM®️名義とのコラボレーションも行なっている。

ナイキのスニーカー史に残るであろう名作をベースに、アクロニウムらしいディテール満載、かつナイキらしいネオンカラーの差し色を多様した意欲的なプロダクトとなっている。カラーは第一弾で3色、第二弾で3色の合計6色展開。

ACRONYM®コラボのカラー展開

エアプレストは、2000年にアルファプロジェクトの一環として発売され、エアマックス95以来、沈静化していたスニーカーシーンに一大センセーションを巻き起こしたモデル。近年はOFF-WHITEのコラボでも採用されるなど、再びその存在感を強めている。

上段:OFF-WHITE”THE TEN”、中段左:ATMOS、右:BEAMS、下段:Comme des Garsons HOMME PLUS

プレスト自体はローカットだが、2016年にはプレストウルトラフライニットやミッド ユーティリティとしてミッドカットの展開が始まった。(ミッドというよりハイカットだが、、、)

プレストはcmではなくS.M.L.XLのサイズ展開にも関わらずフィット感に優れたシューズであったが、近年のモデルはcm展開となっている。なお、midはハーフサイズがないモデルがあり、このモデルもcm刻みとなっている。

※アルファプロジェクト:サイズミック、クキニ、フライトポジット、ショックスなどの名作を擁するシリーズ。スウッシュを目立たせないかあるいは無し、5つのドットのロゴや、最先端で異端とも言えるテクノロジーを搭載するなどの共通点がある。

30代の記憶に残るアルファプロジェクトの名作たち。左:クキニ 右:サイズミック

発売まで

ルナフォースに続くモデルだが、この後ヴェイパーマックスモックもリリースされた。プレストミッドは2016年に第一弾として三色(オリーブ×ブラック、ブラック×ベージュ、ボルト×ピンク)がリリースされており、即完売。本モデルは、2年のブランクを経ての発売となりこちらも即完売。しかしながら、店舗数がごく僅かとなった第一弾に対し、第2弾はアトモスやビームスなどでも販売され足数が多かったため手に入れやすい価格になってきている。

前衛的なデザインが特徴のACRONYM®コラボ

筆者は、正規の販売タイミングでは、高い定価設定のために購入を見送った。しかし、青春時代に入手できなかったプレストはいつか買いたいモデルであったのと、このコラボがプレストで1番好きなデザインであり、モノカブで相場が落ち込んだタイミングで購入を決意。

発売日

2018年9月20日

購入方法

2019年9月モノカブにて\16,000にて購入

モノカブでの買い方

これは後日、別記事にて紹介予定。

定価

\25,920

箱のデザインと梱包

アンダーカバーなどと同じく箱はブラックのドローボックス式。アクロニウムのロゴは無し。包装紙は薄く大小のNIKEロゴが散りばめられているがこちらもアクロニウムは無し。

黒いドローボックス式。オレンジのカードはモノカブの鑑定書。

本体のデザイン

エアプレストはもともとアッパーが2つの生地を継いで作られており、このモデルではシュータン側の生地を踝まで引き上げたフォルムになっている。このままでは脱ぎ履きが煩雑なので、脱着を容易にするために両サイドにジッパーが付いている。

プラパーツにはオリジナルのグラフィックがプリントされており、アッパーのアウトサイドにも同じ柄が大きくプリントされている。

アクロニウムのコラボモデルは、カラーリングが大きく2色ないし3色に分けられていて、このモデルはつま先が白、アンクルがボルトイエロー、部分的にブラックの構成となっている。

特徴的なディテールが満載のモデル。もはやプレスト感はあまり残っていないかも…

ディテール

かなりこだわったディテールが随所に満載となっており、見ているだけでも飽きない仕上がりである。

ジッパー部分は両サイドに分かれているが、ワンアクションで上げ下げできるようドローコードで連結されている。またそのコードを引きずらないようにスナップボタンが仕込まれている。このあたりはKMTRなどと共通したディテールとなっている。

ジッパーには裏布が付いており、靴下や肌が挟まれないように処理されている。この布とヒールパッチは合成皮革が採用されている。

ジッパー周りの独特なディテール。

アッパーはオリジナルのプレスト同様に伸縮性の高いタイツのようなストレッチ素材が使用されている。ただこの素材は、汚れやすく一度汚れると落とすのが難しいと思われ、ここを白としているため履くタイミングやメンテナンスに注意が必要である。

伸縮性はあるが、汚れが心配な生地感。

アッパーとシュータン生地の継ぎ目にはACRONYM®️のロゴテープがあしらわれており、外観で唯一ロゴが視認できる部位となっている。

インソールもレザーを模した素材が使用されており、NIKE×ACRONYM®️のロゴが入る。

シューレースは平紐だが、通常よりも細いものを使用している。

プラパーツは、グラフィックがプリントされたものと、黒のクリアパーツの二つに分かれている。こちらは劣化が心配。

プラパーツの詳細とロゴテープ。シューレースは細い。

履き心地とサイズ感

プレストのストレッチ性によりかなり快適な履き心地。ストレッチのためか、やや作りが大きいように感じられ、ハーフサイズ下げでも問題ないと思われる。筆者は通常NIKEで27.5-28cmの選択だが、27cmでジャストサイズであった。

履き心地はともかく、いかんせんジッパーの操作が面倒である…

その後の入手方法と価格相場

2ndカラーの相場はいずれも下がっている。このカラーは\18,000-\20,000程度となっており、お買い得なタイミングとなっている。

関連モデル

AIR PRESTO

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